朝起きると周りの方は続々と出発していた。

昨日聞いた話
カブ兄さん「午前中で宗谷岬のテント村の平らな場所は大体占拠されるらしいよ。」
わし「ほーん。(なるほど)」
自分は斜めでも寝れるので、ゆっくり出発する事にする。

12月31日はその年最後の日
去年までなら、家でゴロゴロしてお寿司と蟹を囲んで家族でゆっくりしている。
夜には紅白を見ながらガキ使を見て除夜の鐘と共に蝶野の方正ビンタを楽しんでいた。
家族には悪いが、今年は違う。
でも、いつもの貧乏キャンプ飯はやだ。
少しは豪華にしたい。
ということで、鍋をやることにした。
エビ出汁スープ豆腐餅ばら肉野菜もやしベーコン等々
豪華にいこう!

買い物をして11時
ようやく出発。

アスファルトが見えた道は久しぶりで走りやすくかなり快速に進んだ。

ここまで来ると、宗谷岬は近い。
あとすこし!
もう先が見えてきた。
そして
午後3時
宗谷岬到着

「到着ううう!!」
「お疲れ様でしたあああ!」

今年二回目で平成最後の宗谷岬は夏と違ってかなり厳しいサイクリングとなった。
それ故に学んだこともたくさんあり良かった。
もう既にバイクは長蛇の列トイレ周りの平地はテントで埋め尽くされ人がわんさかいる。
皆さんお早いですねぇ

テントを張ったあと展望台に行き激写。






すると台湾人の観光客と遭遇。
(わざわざこんな時期に来るんか………)
すると、台湾人がスマホを見せてきた
台湾人Google訳「あの人たちは何をしてるの?」
うーん。答えに困る。
自分でも何でここに来たかは正直ハッキリしない。
自分の場合、日の出を見に来たわけでもなく鍋をしに来たわけでもない。
きっと各々の来た理由があるだろう。
代表的な物としてあげられる「新年の日の出を見に来た」と答えた。
それと「ロマンを求めて」とも答えた。
(勿論キメ顔)
彼に伝わったか、わからないがカタコトで「ありがとう」と返ってきた。
何て答えるべきだっただろうか。
気づけば夜になり道中出会った旅人達と宴会をする事に。


それぞれが料理を振る舞いこの先のことを話したり夢を語ったり。
自分が考え付かないような夢がポンポンと出てきて楽しかった。
乗馬で日本一周やインドに山篭もりしに行くとか。
考えがブッ飛びすぎ。
頭おかしい。
前々からお会いしたかった、アメリカ横断経験者や約8日間北海道一周経験者の方ともお会いできて物凄くよい話を聞くことができた。
そして、カウントダウン。
時間がたつのは早く気付けば10秒前。
今年あったことを思い出しながら1秒1秒を噛み締めた。
HAPPY NEW YEAR !!
あ~↓けましておめでとぉぉ~↑(動画を参照)
2018年が2019年になった実感は全くなかったが、経験したことを生かして今年は何に挑戦しようか、気持ちを新しくすることができた。

その後は
神社で初詣をして、すぐに寝袋に吸い込まれて行った。
(有志の方々、豚汁ごちそうさまでした。)