北海道一周 4日目（稚内→猿払）

朝起きると首が痒い

寝る前は刺されてなかったぞ……

どうやら蚊の侵入を許してしまったらしい

ウナクールを塗り
痒いときは叩く←掻くより叩く派

今日は「デノーズ」という店でハンバーガーを食べる予定
（フォロワーさんのおすすめ）

本当は昨日行きたかったのだが、時間的に閉まって行けなかった

ここまで来て行かないのは勿体ない！

開店時間は11時半らしいので、それまでにやることをやっちゃう

いつもより2時間遅い８時に行動開始

まずはテントをたたみ

洗濯物を分別してまとめる

荷物整理もする

タイヤに空気を入れる
いつも空気圧は90spiぐらいにしている
単純に重いものを乗せてるからパンクしないように空気圧は低い方が良いのかなあ～
適当だ

キャリアを調整

私が使っているキャリアはアルミフレームで、固定金具もブレーキとフレームに挟むタイプだ
支えが一本しかない為

曲がる

タイヤと擦れて変な音がする時がある
そのたびに曲げ直していた

対策としてテントのザイルを使ってサドルに吊るす

これがよく働いてくれてそれ以降は安全に走れた

荷物を自転車に積み込む

これが思いの外重労働

疲れてヘロヘロしていると、原付に風車を沢山着けた愉快なおじいちゃんがやって来る。

爺「今日はどこまでいくんだ？」
はや「北海道一周中なんだけど、今日は浜頓別まで！それまでに洗濯とかしたいんだ！」

爺「おお！そうかそうか！したらこれやるよ。がんばれ！」

ミルクコーヒーをくれた

はや「ありがとう爺ちゃん！」

しばらく話をしていると他のライダーさんが集まってくる。

みなさん北海道一周に興味津々

いろんな質問をされる

「どのぐらいの距離を走るのか？」
「荷物重くないの？」
「この場所は通ったか？」
「電源確保とかどうしてる？」

皆さんも旅人としてやっぱり気になるよね
私だって気になるもん

観光スポットをいくつか教えてもらった

ほんとにありがとうございます！

時刻は10時

ライダーさん達に手をふってキャンプ場を出る

今日もいい天気だ！

まずは市役所に行って最北端の証明書を先に貰えないか聞きに行く

稚内市街地から宗谷岬までは30kmぐらいあるので
宗谷岬に行ってからまた戻ると、なかなかハードになってしまう

それはちょっと勘弁だ……

市役所に入る

「そういえば市役所に入るの人生初だなあ～」

ドキドキしながら地域観光科みたいな名前のカウンターを目指す

早速コミュ障が発動

はや「あ…あの……まだ宗谷岬に行ってないんですけど……証明書を貰えたり…しませんか？」

お姉さん「大丈夫ですよ～自転車の方ですか？宗谷岬遠いですもんね！頑張ってください」

美人 優しい 惚れた 

宗谷岬に着いていないが証明書をゲット！
やったぜ！

さて、時間まで観光しようか

まずは道の駅に行く

そしてお土産を漁る

この旅はバイトとか沢山の人に支援してもらっているからお礼をしたい！

お土産を買って外に出ると、昨日解散したチャリダーくんがいた

これから札幌に輪行で帰るらしい

少し情報交換
シャワーが浴びれる所があると教えてくれた！
ありがとう！

またまたバイバイして観光にもどる

次は北防波堤だ

これもまたデカイな……
巨大な防波堤に感動する

デノーズに行く前に
教えてもらった場所に行きシャワーを浴びる

そして11時半

デノーズに入店！

どうやらここは喫茶店のようだ
店内は薄暗く色んな物が飾ってる

メニューをもらい、軍艦バーガーなるものを注文

ナイフとフォークが出てくる

「ん？？？」

ま……まぁ……待つとしよう

甲子園を見ながら待っていると料理が姿を表した

「！？？？？？」

これが軍艦バーガー……！！

圧倒的大きさ！
私の手よりデカイ！
分厚い！
何よりうまい！！

量が凄いので頑張って食べる

他の物で量を例えると
びっく〇ドンキーのガリバーバーグディッシュよりお腹いっぱいになる感じ

しかもこの量で650円

あー幸せ！

ごちそうさまでした！！
30分で完食

稚内市街地での目的を達成したので

宗谷岬へ向かう

稚内空港を過ぎた辺りで
前方にチャリダーを発見！

しかし、なんだあれ？ミニベロにリアカーだと？

面白いちゃりんこだ

こえをかけてみた。

はや「こんにちはー！」

チャリ「コンニチワ」

おお……外人さん！

滅茶苦茶話したいけれど……

ごめんなさい……私英語できないんですよ……

とりあえず「ファイト！グッドトラベル！」

と軽いコミュニケーション
右を追い抜いた

しばらく行くと右にセコマがあったので入る

また、違うチャリダーさんがいる

後ろに「はらすけ 日本一周」と書いた看板

あれ？見たことあるな！

そう、彼は日本一周にチャレンジしている方でTwitterを何度もみさせてもらった方だった

Twitterの繋がりスゲーと思いながらお話しする

30分ぐらい話していた

外人チャリダーもやって来る

滅茶苦茶気になるので

リアカーを着けたミニベロを見させてもらう

登山バックパックが斜めに立て掛けられている面白い構造だった

出川Englishみたいに単語と日本後を駆使してお話しする

はや「えっと……ｱｰﾕｰﾌﾛﾑ？」外人「コリアン！」
はや「おーコリアン！？キムチ？とわいす？」
外人「yes！」はや「おー！ｲｪｱｲｪｱ！」

私は本当に義務教育を卒業したのか？と不安になるが、コミュニケーションがとれて嬉しかった

さらにどこに行くか聞く

はや「うぇあ、あーゆーごーいんぐ？」外人「ｿｳﾔﾐｻｷ！NEXT☆％＃＆ﾚ◇ｱｲﾗﾝﾄﾞ！」外人「＃▼※▽～○＃＊ｱｲﾗﾝﾄﾞ？」
はや「？？？（礼文島に行くのかな？）」はや「レブンアイランド？」
外人「yes！ﾚﾌﾞﾝﾄｳ！」

はや「sorry。あいむのっとごーいんぐ」

彼は今日宗谷岬に行って明日礼文島や奥尻をまわるらしい（たぶん）

もっと話したかったけど時間も14時なので進まなきゃ！

一緒に記念撮影をしてもらった

ありがとう！

しばらくはらすけさんの後ろ着いてく

私は白い貝殻の道に寄りたかったので途中で離脱

入り口に到着

見上げると砂利&激坂（斜度10%以上）

声にならない叫びが出たがどうしても見たいので進む

登りきり辺りを見渡すと

「すげぇぇぇぇ！！」

宗谷丘陵が広がっていた

記念撮影～

後ろからタクシー来てるのも気づかずに写真を撮る

あ～ハズカシイ！ごめんなさい！

本当に凄かった！うねる丘陵に風車がポツポツとあり青空の下に真っ白な道

ここでプロポーズなんてしたら1発KOだな！

満足したので道を下る

次は宗谷岬！

残り5kmの看板が見えてきて自然とケイデンスが上がる

あっという間に宗谷岬の駐車場が見える

このときの心情は色んな物が混ざってた

自転車始めて良かったとか
ここまでの道のりが楽しかったとか
ここは終点じゃなくて、これからが本番だとか
ようやくついたとか
とにかく、達成感は凄まじかった。

モニュメントの前でグッドポーズ！

オトンルイで出会ったクロモリチャリダーさんに撮ってもらった

記念撮影から戻るとチャリダーさんが二人話している

一人はさっきの「はらすけさん」

もう一人はママチャリ！？

ママチャリで日本一周しといる「やまゆうさん」だ。

ママチャリでここまで来るとか……すげえ……坂道とか地獄だろうな……

この無茶ぶりには少し憧れる( ＾∀＾)

時刻は15時半雑談に夢中になってしまった

18時までに浜頓別に行けるかな……

最北端の郵便局でお土産を送り直ぐに向かう

いつの間にか日本海がオホーツク海になっていた

あっちにはカナダやアメリカがあるのか……

「いつか走りたいな～」なんて思いながらペダルを回す

猿払までは長かったサロベツを思い出す

今回は事前にセコマで補給をしていたから大丈夫だった

なにもなければ死んでいた……

宗谷丘陵も見えなくなると登板車線の連続

車は全く見なくなった

気づくと

人がいない

寂しい

精神が壊れ始める

今まで一緒にいた旅人と話しをしながら楽しく走っていたから気付かなかった。

一人で走るのは寂しくて泣きたくなる

こんな気持ち始めてだ

今までの人生は友達や家族がいて一人の気持ちなんて知らなかった。

いい体験をしたなあ

歌でも歌うか

アンジェラ・アキの「手紙」を歌う

なんでこの曲なのかは謎だ
しかも、私は18歳だし

頭に自然と歌詞が出てきたのだ

猿払に到着

時刻は5時半

道の駅に隣接したキャンプ場を確認
温泉もある！

迷わず入った。

テントを7分で建てる

温泉に入って今日は終了！

疲れたあああ！

戦利品達

明日からは道東に向かって頑張るぞ！！